安価な電気毛布が流通するようになってからは、お湯を暖めて入れる手間が嫌われ、湯たんぽを使う人は減ったように感じます。
ところが最近になって、湯たんぽが見直されるようになりました。従来タイプの湯たんぽだけではなく、おしゃれな湯たんぽや、準備が簡単で機能的な湯たんぽなど、新しいタイプの湯たんぽが見られるようになっています。
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レンジでゆたぽん Lサイズ 白元アース |
今回は、最近人気の「湯たんぽ」について、その効果とおすすめの使い方をご紹介します!
湯たんぽの効果とおすすめの使い方
湯たんぽの効果① 「頭寒足熱」
湯たんぽのいいところは、暖めたいところをピンポイントで暖められる点です。
人は睡眠時に体温を下げますが、エアコンや電気毛布のような暖房は、身体全体を均一に暖め続けるため、睡眠に入ってから適切な体温を保てないことがあります。そうなると心拍数が下がらず、「深い眠り」につくことができません。
一方、伝統的な湯たんぽには、こうしたデメリットがありません。下半身を中心に、冷えている箇所を部分的に暖めることで、自然に眠りに入ることができます。湯たんぽは、東洋医学の「頭寒足熱」にかなった健康的な部分暖房といえるでしょう。
湯たんぽの効果② 深い眠りを阻害しない
湯たんぽのもう一つの良いところは、「自然にぬるくなってくれる点」にあります。
電気毛布を使って眠っている方で、熟睡したにもかかわらず、朝になって何となく疲れているということがありませんか? 暖房器具で一晩中同じ温度で暖め続けていると、体温が下がらないため深い眠りにつくことができず、身体が十分に疲れをとることができません。
その点、湯たんぽは、入眠後は時間とともに冷めていってくれるため、人間が本来持つ体温調節機能を阻害せずに眠りにつくことができます。
湯たんぽの効果的な使い方
湯たんぽというと足先におくのが常道ですが、それ以外にも効果的な使い方があります。
おすすめなのが、入眠前に、腰からお尻の下にくるあたりのお布団を温めておくこと。下半身の始まりであるお尻の付け根を暖めておくと、足の先端まで暖まります。
特に女性の場合、冷え性の酷い時や、生理痛のときなどはダイレクトにおなかを暖めるのも効果的です。また、パソコンを使って仕事をしている方など、手先が集中的に冷える人は、肩から手の付け根の辺りのお布団を暖めておくのもおすすめです。
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マルカの湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 022524 マルカ |
まとめ
冬の暖房グッズの中ではちょっとお年寄りっぽいイメージの湯たんぽ。でも、その効能は抜群です。
湯たんぽは、電気毛布と違って、暖めたい部分を集中的に暖めてくれます。そして、時間とともに自然に温度が下がっていきますので、湯たんぽが冷めたころに体のほうが暖まっているいう良い条件を作り出せるのです。
足先だけではなく、背中や腰、さらには直接おなかに乗せるなどして、効果的な湯たんぽ生活を始めましょう!