部屋全体を快適な温度に保ってくれるエアコン暖房は、寒い冬には欠かせないアイテムですよね。
しかし、中には「エアコンをつけているのに寒い、暖かさを感じない」という人もいます。実は、そういったケースでは効率よくエアコンを使えていないことが多いのです。
今回は、エアコンで効率よく部屋を暖める方法についてご紹介します。
エアコン暖房で効率よく部屋を暖める方法
効率よく部屋が暖まらない理由
エアコンをつけているのに、なかなか部屋が暖まらないのには、大きく分けて二つの理由が考えられます。
1.エアコンの使用環境の問題
一つ目は、エアコンの使用環境に問題がある場合です。
例えば、エアコンの室外機の周辺に物がたくさん置いてあると、空気の循環妨げられて効率が悪くなります。
また、エアコンのフィルターがホコリなどで詰まっている場合も、風がスムーズに送られず、暖房機能は低下します。これは、電気代の節約や衛生面でも注意したいところです。
2.部屋そのものの問題
もう一つは、エアコンを使用する部屋そのものに問題があり、暖房効率が悪くなっている場合です。
例えば、エアコンの運転能力に対して部屋が広すぎるというのは根本的な原因ですね。その他、和風の部屋で入り口がピッタリ閉じない、隙間風が入る、壁の断熱効果が低い、人が頻繁に出入りする等も原因となり得ます。
部屋自体にそういった要因があると、エアコンをかけても暖房効率が悪くなり、なかなか暖かさを感じられません。
エアコンで効率よく部屋を暖めるには
以上のような原因を参考に、エアコンで効率よく部屋を暖めるにはどうしたら良いかを考えてみましょう。
1.エアコンの使用方法の改善
まず、エアコンの使用環境に問題があって暖房効率が低くなっているのなら、その問題点を解消するようにします。
エアコン本体の周辺、特に暖気の回流を妨げるような場所には障害物を置かないようにしましょう。また、室外機の周囲に物を置いている場合は、撤去します。フィルターはこまめに掃除をして、汚れがたまらないように気をつけて下さい。
こうした配慮をするだけで、エアコンの動きは良くなります。環境省の試算によれば、フィルター掃除によって暖房時には6%もの電気代の節約になるそうです。
2.部屋の断熱性を上げる
一方、部屋そのものに問題があって暖房効率が悪い場合は、部屋の断熱効果を上げる等の対策が考えられます。
例えば、最も熱を奪われる箇所である「窓」に断熱シートを貼るなどの工夫を施してみましょう。
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また、部屋の入り口がピッタリ閉じないのであれば、隙間テープを貼るだけでも、暖房効率は随分違ってきます。人がしょっちゅう出入りする部屋なら、入り口にカーテンを引くのも効果的です。
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効率よく温めるための助っ人たち
もう一つ、エアコンで効率よく部屋を暖める方法として、エアコン以外の家電を助っ人として利用する方法もあります。
最近人気なのが、サーキュレーターを利用して、エアコンから出る暖気を効果的に部屋に拡散する方法です。サーキュレーターは扇風機のような形状の電気製品で、エアコンの暖気を部屋全体に循環させて、効率よく温める手助けをしてくれます。
まとめ
エアコンで効率よく部屋を暖める方法には、部屋そのものに工夫することと、エアコンとその周辺を工夫することの二つがあります。どちらの場合も、まずは、部屋が暖まらない原因をしっかり確かめてください。
電気代の節約にもつながりますので、特にエアコンを長時間使う人は、暖房効率の向上を心がけていきましょう。