寒い冬には欠かせないエアコン。現代人にとって、エアコンなしの生活は想像できません。
しかし、気になるのはやはり電気代!暖かいからといってずっとつけっぱなしにしていると、支払い月になって青くなる、ということにもなりかねません。
今回は、”エアコン暖房の電気代を節約する方法“についてご紹介します。
エアコン暖房の電気代を節約する方法
エアコン暖房の電気代
エアコン暖房の電気代は、同じエアコンを用いた冷房よりも高いといわれています。
人間が快適と感じる温度は20度から25度。夏場の暑い時期でも、屋外の気温は30℃程度。冷房の場合は大体5℃~10℃温度を下げれば良いわけです。
一方、冬の寒い日は本州でも0℃~5℃。さらに、東北や北海道では零下の日も。こうなると、20℃以上温度を上げなくてはいけません。このように、設定温度の差が大きい冬の方が必然的に冷房より電力がかかるため、電気代も高くなりやすいわけです。
エアコン暖房の電気代を節約する方法
① 補助アイテムで節約!
まずは、加湿器やサーキュレーターといったお助けグッズを利用して、電気代を節約する方法をご紹介します。
まず、湿度を高めると体感温度が高く感じられます。冬は空気が乾燥していますので、加湿器の利用がおすすめ。加湿器をお持ちでない場合は、エアコンの近くで洗濯物を干しても効果ありです。適切な湿度(50~60%程度)を保つことで、エアコンの設定温度を低く抑えることができます。
一方のサーキュレーターは、部屋の空気を循環させるものです。暖かい空気は部屋の上方に溜まってしまいますので、暖まった空気をサーキュレーターで循環させてあげると、部屋が効率的に暖まり電気代の節約につながります。
② モード変更で節約!
エアコンは外気が寒い時は暖かくなるまでに時間がかかります。そして、この「最初の暖め時間」に最も大きな電力を使います。(逆に、一度暖まってしまってからはさほど電気代はかかりません。)
よく、電気代を気にして終始”弱モード”にして利用している人がいますが、これは間違いです。最初から弱にしておくと、立ち上がりに一層時間と電力がかかってしまうのです。
節約に便利なのは、自動運転モードにしておくことです。この自動運転モードにしておくと、立ち上がり時は強風運転で設定温度まで最小限の時間と電気代で上げてくれます。
その後は、運転強度を下げつつ、設定温度を保ってくれますので、大きな電力を使うことなく利用できるというわけです。
同じ理由から、エアコンの電源をつけたり消したりといったことをしないように注意しましょう。
エアコン暖房節約法 3 ちょっとした工夫で節約!
そのほか、エアコン暖房による電気代を節約するためのちょっとした工夫をご紹介しましょう。
まず、窓にカーテンを掛けたり、断熱シートを設置したりすると、暖房効果がアップします。
部屋の寒気は主にドア付近と窓表面から流れてくるものですので、断熱シート等で熱が逃げにくくすれば、暖房効率がアップして、使用電力も節約できるというわけです。
また、立て付けの悪いドアを修理して隙間風が入り込まないようにしたり、エアコンのフィルターをこまめに掃除するだけでも効果があります。ちょっとした工夫で電気代を大きく節約することができますよ。
まとめ
便利で快適なエアコン生活。ですが、エアコンによる暖房は冷房よりもコストがかかります。
「エアコンについている自動モードを利用する」、「サーキュレーターや断熱シートで部屋の暖房効率を高める」等、ちょっとした工夫で電気代の節約を意識しながら、賢く利用していきましょう!